中学は迷わずクラブチームへ。
小学生、またはその保護者の皆様こんにちは。
中学生になったら、部活かクラブチームのどっちに行こうか迷っていませんか?
この記事を読めば、そんな迷いはトイレにでも流されてしまうことでしょう。💧
目 次
1. 結論:クラブチームへいけ。
ここまでわかりやすく、半ば強引にでもクラブチームに行かせようとするかというと、
ひとことで言えば、「圧倒的な力量の差」です。
2. 部活とクラブチームの違い。
この章では、強さとお金の比較をしていきます。
強さの比較
自分が中学生の頃は、神川県のトップリーグ(現在の1部リーグ)に所属しているチームでプレーしていました。
そのクラブではそもそも中体連と試合をする機会は少なく、練習試合では他クラブか高校生の下のカテゴリーチームと対戦していました。
記憶に残っているのは、高円宮杯の県大会で対戦した1試合のみで、5点差以上ついていて何点取ったかは覚えていませんでした。
現在は、神奈川県で中体連が高円宮杯の県大会に出場するには、中体連のみで行われる予選を通過しないといけないそうです。
そこで、クラブチームと中体連が対戦できる高円宮杯の結果に基づき、各地域の中体連の最高成績を紹介するとともにどれほどの差があるのか考察します。
高円宮杯U15 2023 地方別 中体連最高成績
全国大会:青森山田中学校(2回戦敗退)、日章学園中学校(2回戦敗退)の2チームが出場。
参照:2023高円宮杯U15全国大会
北海道:札幌大谷中学校(県1部リーグ3位)
参照:2023高円宮杯U15北海道1部リーグ
東北:青森山田中学校(全国2回戦敗退)、遠野中学校(東北大会2回戦敗退)、東北学院中学校(東北大会2回戦敗退)
参照:2023高円宮杯U15東北予選
関東:多摩大学目黒中学校(関東大会初戦敗退)、新座第二中学校(関東大会初戦敗退)
参照:2023高円宮杯U15関東予選
北信越:丸岡中学校(福井県1部リーグ4位)、星稜中学校(石川県1部リーグ4位)
参照:2023高円宮杯U15福井県1部リーグ、2023高円宮杯U15石川県1部リーグ
東海:浜松開誠館中学校(東海大会3位)
参照:2023高円宮杯U15東海予選
関西:京都精華学園中学校(関西プレーオフ初戦敗退)
参照:2023高円宮杯U15関西プレーオフ
中国:高川学園中学校(中国プレーオフ3回戦敗退)
参照:2023高円宮杯U15中国プレーオフ
四国:高知中学校(2回戦敗退)
参照:2023高円宮杯U15四国予選
九州:日章学園中学校(全国2回戦敗退)
参照:2023高円宮杯U15九州予選
考察
全国的に高校サッカーで名が知られている、青森山田や日章学園、浜松開誠館や高川学園などの強豪校の中体連チームが結果を残しています。
しかしながら、中体連のトップレベルですら地方大会で早期敗退するケースが多く見られます。
特に、関東や関西圏でその特徴が顕著に表れています。以下は、2023高円宮杯U15地方大会の初戦の結果です。
三菱養和SC巣鴨〔関東L2部B/東京〕 5-1 新座二中〔埼玉8〕
2023高円宮杯U15関東予選
多摩大目黒中〔東京5〕 0-10 川崎フロンターレ生田〔関東L2部A/神奈川〕
2023高円宮杯U15関東予選
エベイユFC神戸(兵庫3位) 4-0 京都精華学園中学校(京都1位)
2023高円宮杯U15関西プレーオフ
結果を見ると、クラブが中体連を圧倒しているのがわかります。
強調したいのは、トップレベルの中体連でも限界点があること。これらの部活は例外的な強さであり、平均的なレベルの中体連は県予選ですら出場するのが困難であること。
なぜここまでクラブと部活の力量の差がついてしまうのか。考えられる原因は3つあります。
指導者の違い
一般的に、クラブチームでは専門的なトレーナーが指導する一方で、部活は教員が指導しています。
教員は、本業の教育活動と兼任であるため、限られた時間の中で指導を行わなければなりません。このような状況では、選手に対して十分なトレーニングを提供できず、育成の質が低下する要因となります。
競技志向の違い
クラブチームに所属する目的と部活動に所属する目的が異なる場合があります。
クラブチームに所属する目的は、「サッカーをより高いレベルでプレーしたいから。」、「高校サッカーの進路を広げたいから。」など競技志向が高い内容がほとんどです。
一方、部活動に所属する目的は、「何かしらの部活動に入らないといけないから。」、「友達が入るって言ってたから」、「新しい挑戦としてサッカーを始めてみたいから」など競技志向が低い内容が多いです。
※あくまでもこの考えは、傾向であり絶対的なものではありません。
ここでいう競技志向とは、「成果を追求し、技術や戦術の向上を目指す意識や姿勢」のことを指します。
所属方法の違い
部活動では基本的に誰でも入部できることが多い一方、クラブチームではそうではないことが多いです。
クラブチームでは、セレクションやスカウトを行っています。
そのため、技術的、身体的、戦術的に優れた選手が入ってくるので、チーム立ち上げから即戦力として活躍することもよくあります。
これら3つの原因をまとめると、
クラブチーム:専門的なトレーナーが指導し、サッカーに対する競技志向が高く、セレクションによって優秀な選手が入ってくる。
部活:教員が限られた時間の中で指導し、サッカーに対する競技志向が低く、誰でも入部できる。
これらの観点から、クラブチームが中体連よりも強い傾向にあると考えられます。
お金の比較
結論から言うと、クラブチームはかなりお金がかかります。。。
これからいくつかのサイトを参考に、具体的な金額を比較し、簡単なシミュレーションをします。
部活(公立)
・初期費用:部活動復興会費(6,000円)+部費(1,500円)➡合計:7,500円
・月額費用:部費(1,500円)
・遠征費:日帰り(3,500円)、1泊2日(15,000円)、2泊3日(33,500円)
参考:公立サッカー部費用
クラブチーム
・初期費用:入会金(15,000円)+月謝(9,000円)+ユニ代(30,000円)+ウェア代(80,000円)➡合計:134,000円
・月額費用:月謝(9,000円)、練習交通費(1,000円)
・遠征費:日帰り(3,500円)、1泊2日(15,000円)、2泊3日(33,500円)
参考:クラブチーム費用
シミュレーション
部活とクラブの費用の違いを一目で見れるようなシミュレーションを行います。
条件1:部費は月ごとに払う。
条件2:一年間の遠征頻度は、部活を(日帰りが1回、1泊2日が2回、2泊3日が1回)、クラブを(日帰りが2回、1泊2日が4回、2泊3日が1回)とする。
条件3:練習は平日週3日あるとする。(部活は練習交通費0円とする。土日は考慮しない。)
部活(公立)
・年間遠征費:67,000円
・3年間の総費用:127,000円
クラブチーム
・年間遠征費:100,500円
・3年間の総費用:549,500円
これらの結果から部活とクラブチームの費用を単純に比較した場合、
クラブチームの費用は部活動のおよそ4.35倍かかることがわかりました。
3. どのクラブに行けばいい?
セレクションは複数チーム受けろ
これは経験談になりますが、自分はクラブを選ぶときに一つのチームのセレクションにしか行きませんでした。
自分の先輩が通っていたこととセレクションを受けている仲間のレベルの高さだけで、「もうこのクラブでいいや」と投げやりな判断をしてしまいました。
いざ所属してみると、そのクラブは期待していたほど戦術面や技術面での細かい指導が少なく、試合をこなして結果を目指すタイプのクラブだったことに気づきました。
確かに結果を残すことはできましたが、サッカーの本質を深く理解する機会が少なかったです。
この後悔は当時だけではなく、高校や大学、現在でもずっと続いています。
同じような思いをさせないためにも、次の章ではどのようにクラブを選べば良いのかを考えます。
クラブを選ぶ条件
自宅との距離
これも経験談ですが、自分は家から約2時間かけて練習に行っていました。
大体16:00に学校から帰宅するので17:00からの練習には間に合わず、19:00からの練習にしか参加できませんでした。
また、遠いと時間だけではなく交通費や駐輪場代もかかります。
そのため自宅の近くからクラブを探してみることをお勧めします。
指導者の質
セレクションや練習会で指導者がどのようにコーチングしているかチェックしてみてください。
セレクションでは殺伐とした雰囲気でコーチングが少ないかもしれないので練習や実際の試合を観に行ってみてください。
NGコーチング例
・技術的なミスを批判する
例)「パスをずらすな!」、「シュートを外すな!」
技術的なミスを批判することで得られるメリットは何もないし、選手がより消極的なプレーをするようになる。
・抽象的な指示
例)「首を振れ!」
いつ、どのタイミングで?そもそも目的は何?そこまで伝えないと不安要素を抱えたままプレーすることになり、判断ミスを促す。
・コーチングの放棄
これは一番論外で、選手からの信頼を失うだけでなく、無言の圧で自信を奪うことにもつながる。
OKコーチング例
・戦術的なミスを改善させる
例)「外に開きすぎてて、サイドハーフへのパスコース作れてないから、ペナ幅を目安にポジショニングとって。」
技術的なミスの原因を突き止め、なぜパスが通らなかったのか、どうやったらパスが通るようになるのかを伝える。
・具体的な指示
例)「相手のプレッシャーの有無と次のプレーのイメージをするために、ボールを受ける前にスペース、味方、相手の位置まで確認して。」
プレーの目的と方法を伝えて、判断ミスを防ぐ。
・積極的なコーチング
技術的にも戦術的にもそのプレーが正しいときは称賛しないと、選手は今後もそのプレーをするべきか避けるべきか分からない。
戦術
そもそも自分が戦術について理解していないと、試合だけを見て戦術的に優れているのかわからないので、当サイトの個人練習➡戦術理解のページで勉強してみてください。
ここでは簡単に、どのようなチームが戦術的に優れているのか見分けるポイントを攻撃、守備の二つに分けて説明します。
攻撃
・ビルドアップ時の立ち位置
幅と深みをとって相手の守備ブロックを広げられているか。味方が同一パスコース上にかぶっていないか。意図的にライン間で受けようとしている選手がいるか。
・数的優位の形成
サポートは足りているか。アタッキングサードで意図的にオーバーラップやインナーラップができているか。
・目的がゴールになっているか
背後へのランニングとそれをパサーは見れているか。ゴール前にさぼらず走る選手は何人いるか。
守備
・コンパクトな守備組織
コンパクトなブロックで、ゴールに直結する中央のパスコースを塞げているか。
・サイドに圧縮
コンパクトなブロックを形成しながらサイドに追い込めているか。意図的に逆サイドのマークを捨てられているか。
・プレスの統制
ビルドアップの方向性を決めさせ、特定のエリアに誘導できているか。相手の技術的、判断的ミスをスイッチに連動したプレスをかけれているか。
成績
毎年入ってくる選手の能力に個人差がかなりあるので、少なくとも過去3年分の大会やリーグ結果を参考にしましょう。
次の章では直近3年分の大会、リーグ結果をもとにおすすめクラブを紹介します。
J下部以外のおすすめクラブ(都道府県別)
過去の大会、リーグ結果をもとに各県のおすすめクラブを3つずつ紹介します。
北海道
北海道:アンフィニMAKI、SSS札幌、札幌ジュニア
東北
青森:リベロ弘前、TRIAS七戸SC、ヴァンラーレ八戸
岩手:MIRUMAE、RENUOVENS OGASA、FC釜石
宮城:FUORICLASSE SENDAI、AOBA、AZZURRI
秋田:スポルティフ秋田、FCあきたASPRIDE、FC Estrella
山形:山形FC、庄内FCアカデミー、ながいユナイテッド
福島:JFAアカデミー福島、SHOSHI FC、会津サントス
関東
茨城:アイデンティみらい、FC古河、FOURWINDS FC
栃木:矢板SC、ともぞうSC、那須野ヶ原FCボンジボーラ
群馬:前橋FC、上州FC高崎、MSCジュニアユース
埼玉:FC LAVIDA、クラブ与野、GRANDE FC
千葉:VIVAIO船橋、Soltilo Chiba、クラブドラゴンズ柏
東京:FC多摩、三菱養和(調布、巣鴨)、Forza'02
神奈川:東急Sレイエス、大豆戸FC、バディーJY横浜
山梨:アメージングアカデミー、Uスポーツクラブ、フォルトゥナSC
北信越
新潟:長岡JYFC、F.THREE、グランセナ新潟
富山:SQUARE富山、水橋FC 、FCひがし
石川:エスポワール白山、パテオFC、セブン能登
福井:坂井フェニックス丸岡、武生FC、レインボー若狭
長野:アンテロープ塩尻、アルティスタ浅間、F.C.CEDAC
東海
岐阜:FCV可児、翼SCレインボー垂井、オリベ多治見
静岡:藤枝東FC、FC桜が丘、藤枝明誠SC
愛知:フェルボール愛知、刈谷JY、豊田AFC
三重:ヴィアティン三重、FCグランリオ鈴鹿、ヴェルデラッソ松坂
関西
滋賀:MIOびわこ滋賀、LASTA滋賀、FCエフォート
京都:Vervento京都、京都JマルカFC、Lucero京都
大阪:RIP ACE、大阪市ジュネッス、千里丘FC
兵庫:フレスカ神戸、SCインテルナシオナル、伊丹FC
奈良:宇治FC、奈良YMCA、ディアブロッサ高田
和歌山:FC TRIGGER、カナリーニョFCリオ、ノガーナ
中国
鳥取:鳥取KFC、コラソンリーサ鳥取、 蹴友
島根:玉湯SC、FC tentar、ベルガロッソいわみ
岡山:ハジャス、Jフィールド岡山、アルコバレーノFC
広島:FCツネイシ、シーガル広島、廿日市FC
山口:クレフィオ山口、ブラシア山口、グランザ下松FC
四国
徳島:プルミエール徳島SC、CSP、徳島FCリベリモ
香川:コーマラント、シーガルFC、丸亀FC
愛媛:FCリヴェント、FCゼブラ、帝人SS
高知:高知ユナイテッド、FCソレアーダ高知、横浜ポラリスFC
九州
福岡:筑後FC、BUDDY福岡、オリエント
佐賀:FC VALOR唐津、FCレヴォーナ、PLEASURE SC
長崎:長崎ドリームFC、スネイル、長崎レインボー
熊本:ソレッソ熊本、ブレイズ熊本、FCKマリーゴールド熊本
大分:スマイス・セレソン、FC中津ユナイテッド、カティオーラ
宮崎:アリーバFC、セントラル、セレソン都城FC
鹿児島:太陽スポーツクラブ、太陽SC国分、飛松FC
沖縄:ヴィクサーレ沖縄FC、casa okinawa、Wウイング沖縄
4. まとめ。
- クラブチームに行け。
- クラブは部活より、4.35倍お金がかかる。
- 指導者、競技志向、所属方法が全然違う。
- 自宅との距離、指導者の質、戦術、成績でクラブを選べ。
様々な理由によりクラブチームに行けない、またはもう部活に入ってしまったという方々も、安心してください。
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